丸亀製麺

丸亀製麺の特徴
本物のうどんのおいしさを、セルフ形式で提供する讃岐うどん専門店です。
厳選した小麦粉を使用し、各店舗に製麺機を設置し、「打ちたて」、「茹でたて」を実現しています。
また、オープンキッチンを採用し、お客様の目の前で調理を行うなど、「できたて感」、「手づくり感」、「安心感」を感じていただける臨場感あふれる店舗です。
トッピングの天ぷらやおむすびもできたてにこだわり、組み合わせ自由なメニューをご用意しています。
http://www.toridoll.com/shop/marugame/

麺は十分なコシがあり、去年の秋に香川県で食べた本場ものと比べても遜色なし。*1
麺やツユはもちろん、てんぷらやおにぎりなどサイドメニューも手を抜かず、価格もリーズナブル。生姜、ねぎ、ごま、天かすは当然とり放題。細かいことだが、冷たい水と熱いお茶が提供されているのも気が利いている。
「セルフ形式」といっても、客に麺をゆでさせるようなことはなく、調理はすべて店員がやってくれるので、客はほしいものを順番にチョイスしていくだけでOK。
店内で製麺しているため、調理場が店の中央に陣取り、その分客席スペースが狭くなっているように見えるが、調理場を囲むように客の導線が設計されており、入口と出口を分け出口付近に食器の返却口を配置しているので、人の流れがスムーズである。*2
客席は普通のテーブル席のほか、テーブルの真ん中についたてのある席が多く設けられている。向かいの席の客の顔が見えないので、おひとり様でも気兼ねなく食べられる。*3
調理場の内部が客席からよく見えるオープンキッチンは、店員もサボりにくい雰囲気なのか、店内に活気があり、スピードが命のうどんの味を引き立てている。*4
よけいなサービスを省略し、品質を落とさずにコストと価格を下げ、生産性と回転率を上げることで利益を出そうというビジネスモデルと見た。全国に200店舗以上展開しているのも頷ける。

*1:しいて好みを言えば、もう少し細く、よりシャープにエッジの立った麺ならなお申し分なし。

*2:客席スペースに店員がいない点も混雑緩和メリットあり

*3:ついたての下はすき間があいており、調味料や箸を向かい側と共用できるようになっている。芸が細かい..

*4:入口付近に積まれた小麦粉の袋も整理整頓が行き届いていないというよりは、今ここで麺を打っているという臨場感を演出しているように見えるから不思議である。