テラメント大量保有報告書の閲覧方法

毎日新聞2008年2月1日の社説より
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20080201ddm005070041000c.html

虚偽情報開示 柔軟な対応ができる仕組みに
 トヨタ自動車やNTT、ソニーなど6社の株式の過半を20兆円かけて取得したという。そんなありえない情報が、国が運営する情報サイトに堂々と掲載され、いまだに誰もが閲覧できる状態にある。

 金融庁の電子情報開示システム「EDINET(エディネット)」に登録されている大量保有報告書だ。川崎市のテラメントという会社が作成した。ところが、その会社の社長は、自宅の家賃も滞納している状態という。

 金融庁も虚偽だと認定している。エディネットを開くと、最初のページに、訂正を命じたことが大きく記載されているが、金融庁の対応は、誰が見ても間が抜けたように映るはずだ。

 掲載前に内容を審査する仕組みにはなっておらず、ウソだとわかっても、法律の規定がないため、金融庁には削除する権限がないのだそうだ。

 その結果、訂正命令を出しても、提出者が応じないため、掲載が続いている。

天下の金融庁に「権限」がないとは、なんとも間抜けな話ではある。
実際、本日2/1現在、EDINETでは件の大量保有報告書を閲覧できる。操作方法は以下のとおり。

(追記:新EDINET稼動に伴い、操作方法が変更された。下記は旧EDINETのものであることに注意)
 
1.EDINETのサイトにアクセス。
https://info.edinet.go.jp/EdiHtml/main.htm
2.「テラメント株式会社に対する大量保有報告書の訂正命令について」を一瞥してから、画面を下方向にぐーーーーーーーーーんと一番下までスクロールする(もしくはENDキーを押す)。
3.「有価証券報告書等の閲覧」をクリック。
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(方法1)
4.画面左の「EDINETコード検索」をクリック
5.「T055C2」を入力。(テラ社のEDINETコード..って予め知ってる人いるのか?)
6.「検索」ボタンをクリック。
7.「提出者リスト」で「テラメント」をクリック。→文書の一覧が表示される。
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(方法2)
4.画面左の「日付書類別検索」をクリック。
5.「日付指定」をクリックして、2008年1月25日から2008年1月25日を選択。(テラ社の提出日)
6.「提出者別」で「その他」を選択。
7.「提出書類」で「大量保有報告書」を選択。
8.「検索」ボタンをクリック。→文書の一覧が表示される。

 
ここで、左側の「大量保有報告書」のリンクをクリックするとHTML版の、右側のアイコンをクリックするとPDF版の大量保有報告書が表示される。 

文書へのリンクがjavascriptに依存し、Permalinkがないために、同じ文書を閲覧するたびに上記の操作が必要になる。めっちゃ不便といわざるを得ない。
こうした苦労の末、閲覧できたPDFファイルを「コピーを保存」で任意のフォルダに保存すれば、記念の品(←何の?)になるかもしれない。