マイ地球温暖化対策

先日、地球温暖化対策のために年賀状を出すのをやめたと書いた。しかし、それだけでは説得力に乏しいきらいがある。そこで、それ以外のマイ温暖化対策をいくつか紹介することとしたい。
基本コンセプトは、今までよりもラクをすること、である。たとえ些細なことであっても、わざわざそのために何かを能動的に実行するのはおっくうであり、長続きしない。例えば「ちばCO2CO2(こつこつ)ダイエット計画」で推奨されている「使い終わったら温水洗浄便座のフタを閉じる」というようなことでさえ、欠かさず、続けて実行するのはなかなか難しい。それよりも、今までやってきた行為のうち、やめることによってラクになるものを選ぶだけで、未来永劫、地球温暖化対策を実行したことになるのである。
さて前置きが長くなったが、以下、具体例を列挙する。
1.クルマを洗わない
クルマとは要するに移動式の住居だと考える。自分の家の屋根にホースで水をかけて洗う人はまずいない。もしくはエンジン付きの傘だと考える。必ず雨に濡れる傘の表面をわざわざ水道水で洗う人がいるだろうか。クルマも同様で、内部のメンテナンスには気をつかうべきだが、外側を洗う必要はない。人の手が触れる部分のから拭きと、安全な視界確保のための窓ふきだけで必要十分である。あとは、天然のシャワーが自動的に汚れを洗い流してくれる。
2.花に水をやらない
クルマを洗わないのと同様の発想だが、自然に生えている草木は、日光と空気と雨水だけで十分生きながらえている。ならば、ガーデニングプランターにわざわざ人為的に水やりをする必要はない。それで枯れてしまうようなら、はじめから生命力がなかったとあきらめるべきである。そうやって地球上の生物は淘汰され、進化してきたのではないか。
3.新聞をやめる
新聞の古紙配合率はほぼ100%だそうであるが、だからといって温暖化の免罪符にはならない。印刷、運搬にかかるエネルギーを無視することはできない。情報という質量のないものをエネルギーをかけて物質化するという発想自体が前世紀的である。今どき、新聞でなければ得られないような情報はほとんどない。もしそんな情報があっても、見逃してしまっているうちに古紙回収に出されるのがオチである。言うまでもなく、今はインターネットがあり、デジタルテレビがある。いつでもどこでも最新の情報が得られ、過去の情報が検索できる。新聞をやめる唯一の問題はスーパーのチラシが読めなくなることぐらいである。チラシのみの配達サービスがあればすぐにでも新聞をやめるだろう。とりあえず、2年前より夕刊だけをやめたが、生活上、何の支障も出ていない。
4.1000円散髪を利用する
ヘアースタイルに凝る人は別にして、とにかく短くなればそれでOKという私のような人間には必要十分なだけでなく、サービスとしての付加価値も高い。何より時間がかからないし、値段も安い。不快な洗髪・髭剃りがないので、水や電気の消費量も少なくてすむ。