企業統治・内部統制セミナー

まったりとした金曜の午後のひととき、内部統制の法制化に携わっておられる先生方のありがたいお話を拝聴する。
約3時間にわたるセミナーの結論としては、「内部統制というものは、本来、企業価値を高めるために、各企業が自ら積極的に構築すべきものである。企業価値は、財務報告の内容ではなく、市場の評価によって決まる。法律ができるから、義務として内部統制を構築するというのでは、法律を守ることが自己目的化してしまい、企業価値の向上につながらない。」とのこと。
誠にごもっともな話ではあるが、だったらよけいな法律などつくらず、企業の自主性と市場の評価に委ねればよいのではないか? 「法律をつくること」こそが「自己目的化」していないか?
感想は以上。