ホームの端で喫煙

今年の10月1日から全面禁煙となった首都圏の某駅で喫煙する一人の男性..
周囲の目を気にしてか、喫煙中一度も振り返らず、ひたすら成田方面を向いたまま、小さな棒を口に入れたり出したり入れたり出したり。
禁煙の掲示はいたるところにあり、彼の目にも入っていないはずがない。
それでも強力なニコチンのパワーには抗い難いのか、一心不乱に、小さな棒を口に入れたり出したり入れたり出したり入れたり出したり入れたり出したり入れたり出したり入れたり出したり..
もちろん、罪の半分は本人にはない。むしろ、哀愁の漂う背中には、同情すら禁じ得ない。
大罪は、ニコチンの危険性を十分に知らせず、たばこを製造・販売し続ける企業、それを推進・容認する行政、そして追及しないマスコミにある。
1箱500円になっても、抜本的解決にはほど遠い。それでもまずは1歩前進。もちろん、理想は法律による全面禁止。
正義ならば、言い続ければいつかは実現すると信じる。