タバコとアンモニアと加齢臭

タバコがなぜこれだけ悪臭となるか!
それは、タバコのニオイ成分が数千種類もあると聞けば納得できます。

しかも、そのニオイ成分の主体が、アセトアルデヒドアンモニア硫化水素、ニコチンなどなど、
臭いを脱臭するのが難しい成分ばかりが揃いも揃ってタバコの中に入っているわけです。

特に、アセトアルデヒドなどは、それ自体臭うだけでなく、
体内で最も「活性酸素」を増加させてしまう喜ばしくない成分です。
活性酸素が増加すれば、カラダの中の酸化過程が促進して、さまざまなニオイ成分を生成します。

部屋の中がくさくなるだけじゃないのです。
車の中が悪臭まみれになるだけじゃないんです。
お年頃の女性から加齢臭に悩むハイセンスなおじさままで、
タバコのせいで体臭まで侵されてしまうのですぞ!
 
アンモニアちゃんねる」
http://nh3ammonia.blog72.fc2.com/blog-entry-2.html

タバコの煙には何千種類という化学物質が元となり嫌な臭いを発します。タバコの臭いの元となる主な化学物質は、アセトアルデヒドアンモニア・酢酸等です。特にタバコの臭いとして代表的なものはアセトアルデヒドで、シックハウス症候群の原因の一つとも言われています。毒性が強く、目がちくちくしたり鼻にツンとくる臭いがします。
 
「い草の空気清浄化作用によりタバコの臭いを吸着するアイウォール」
http://www.aiwall.net/tokushu/tobacco.html

上記のとおり、タバコにはアンモニアアセトアルデヒドをはじめ様々な化学物資が添加されている。
それらが煙となって喫煙者の体内および周辺で悪臭をまき散らす元凶となる。*1

それでは、タバコになぜアンモニアアセトアルデヒドが添加されているのか?

ニコチン依存を作るための添加物
タバコは、タバコ葉を乾燥させて、紙を巻いただけの商品ではありません。
喫煙者に、いかにニコチンをうまく送達するか、そしていかにすばやく効率的にニコチン依存状態にするかを、科学的に吟味し、意図的に作られたものです。
 
1.アンモニア
アンモニアは、タバコ会社が意図する喫煙者へのニコチン送達の上で重要な薬物で、アンモニアテクノロジーと呼ばれています。一般には、悪臭防止法に基づく特定悪臭物質のひとつで、性状はアルカリ性。このアンモニアをタバコ葉に添加すると、タバコ会社にとってよいことがたくさんあります。
アンモニアは、ニコチンを遊離状態に換え、ニコチン総量を変えずに、ニコチン表示量を少なくする(ニコチン量を隠す)ことができる魔法の薬物です。煙のpHをアルカリにし、吸収される効率を調節し、喫煙者へ「即効的な効果」を与えることができます。
 
2.アセトアルデヒド
ニコチンの依存性を高めます。簡単にニコチン依存を作り出すための薬物です。
 
「タバコのひみつ」
http://blog.m3.com/tobaccofree/20070330/2

そう、アンモニアアセトアルデヒドは、タバコ会社が喫煙者のニコチン中毒を強めるためにわざわざ添加しているのである。
信じられないことに、日本の法律ではタバコの原材料について何の規制もなく*2、また日本のタバコ会社は、タバコの成分を公表していない。
喫煙者は、ニコチンだけでなく、知らず知らずのうちに様々な毒物*3を体内に摂取し、他人に摂取させているのである。

*1:加齢臭は、ノネナールと汗の臭気成分(アンモニア・酢酸など)が混じり合って発生する。

*2:タバコは「食品」ではないため?食品衛生法の適用外となっている。

*3:タバコには、上記のほか次の毒物等が含まれている。青酸ガス、トルエン、アルシン、ブタン、ポロニウム、DDT、アセトン、メタノール、ナフタレン、カドミウム一酸化炭素ベンゾピレン