紀尾井ニュー・アーティスト・シリーズ 第14回 河村尚子(ピアノ)
2009/3/24(火) 19:00 紀尾井ホール(曲目)
○スカルラッティ
ソナタ ホ長調K.380
ソナタ ニ長調K.492
ソナタ ヘ短調K.466
ソナタ ハ短調K.158
ソナタ ハ長調K.357○ドビュッシー
月の光(「ベルガマスク組曲」より)
アラベスク第1番 ホ長調
アラベスク第2番 ト長調
ピアノのために I.プレリュード II.サラバンド III.トッカータ○ショパン
舟歌 嬰へ短調Op.60
夜想曲第7番 嬰ハ短調Op.27−1
夜想曲第8番 ニ長調Op.27−2
バラード第3番 変イ長調Op.47
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調Op.22
西宮市出身の新進気鋭のピアニストが、3人の作曲家の個性を描き分ける。
スカルラッティが鉛筆画とすれば、ドビュッシーは水彩画、ショパンは油絵といったところか。
アンコールも本編と同じスカルラッティ、ドビュッシー、ショパンから各1曲ずつと気が利いている。スカルラッティの鉛筆はHBから2Bに柔らかくなったよう。ドビュッシーの12のエチュードから第6曲(8本の指のための)がシンセサイザーのように聞こえて面白かった。で、〆はショパンの夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)。