日本経済新聞

2006年1月30日の日経新聞朝刊19ページ(スイッチオン・マンデー)に、「内部統制」に関するトンデモ記事を発見。見出しだけ引用すると、

内部統制 企業急げ!!
米に続き、日本版SOXも
膨大な作業量に米上場企業大慌て
リスク対策1万件
5万社以上が対象

米国のSOX法、「日本版SOX法」に新会社法をごっちゃまぜにしたような記事で、命令形の大見出しとともに企業を煽り立てるトーンになっている。しかもなぜか、西武鉄道カネボウの社長謝罪会見の写真が添えられている。「本文とは関係ありません」のキャプションをつけるべきではないのか? でなければ日経新聞は、西武鉄道カネボウに「謝罪」すべきでは?
記事の内容は、伝聞に基づくものが大半で、例えば

..ほにゃらら社の○○経営企画室長は「法改正はこれからだが、時間がないので見切り発車した。とにかく内部統制が分かる人を育てなければ」と話す。

「見切り発車」しないと間に合わない法改正って一体..??

..ほげほげコンサルティングの※△*◆¥×は「今後、日本で内部統制のために必要となるコンサルタントは数万人。だが供給は数千人で、しかも多くは米SOX法対応で手いっぱいだろう」と予想する。

何を根拠に、どんな予想なんだ??

いくらネタの少ない月曜の埋め草記事でも、これはひどすぎる。以上。