日本監査役協会より、「新任監査役ガイド（第２版）」が公表された（2006.7.13）。この第１編に、「監査の基礎知識」として、「新任監査役の方が抱きやすい疑問点又は悩みの主要項目とその回答」として、４５のＱ＆Ａが掲載されている。これがまるで「生協の白石さん」みたいに面白いので抜粋して紹介する。
http://www.kansa.or.jp/siryou/elibrary/el_003_060808.html
Ｑ2)突然のことで意識の切り替えがなかなかできません。これまで自分が業務執行してきたことを、立場を変えて監査できるものでしょうか。
（回答）監査役を引き受けた以上は、執行部の仕事とは一線を画すしかありません。今までの仕事は忘れるよう努力してください。場合によっては自己否定も必要です。
突然のことで意識の切り替えができないほどの人が「今までの仕事は忘れろ」「自己否定も必要」などと突然言われても、困ってしまうのではないだろうか..
Ｑ39)あっという間に1年が終わってしまいました。2年目を迎えるに当たっての心の準備はどうすればよいでしょうか。
（回答）1年を振り返って悔いのない監査活動が実施できたかどうか反省して見ましょう。
気持ちはわかるけど、コドモじゃないんだから..
Ｑ41)本来あるべき姿と現実のギャップが大きく、何から手をつけてよいのかわかりません。どうすればよいでしょうか。
（回答）何といっても社長の認識が会社全体に影響を及ぼしますので、やはり社長と腹蔵のない意見交換ができるようになるのが一番の早道でしょう。
「社長と腹蔵のない意見交換」、これができれば苦労はないのだが..
