NHK交響楽団 第1864回定期公演 Aプログラム

2017年9月17日(日) 開場 2:00pm 開演 3:00pm
NHKホール*1
ショスタコーヴィチ交響曲 第7番 ハ長調 作品60「レニングラード
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
※本公演は休憩がございません。開演後はお席にお着きいただけませんので、あらかじめご了承ください。

南の台風と北のミサイル?が迫る中、満を持してのタコ7。前座なし、休憩なし、アンコールなしのガチ演奏会。
舞台上には夥しい楽員が軍隊さながらにずらり。ふだんTVで観ている日本を代表する音楽家を間近に見られる幸せ。金管は所謂「別動隊」を含めてフルキャストの豪華メンバー*2
そして我らがマエストロ、パーヴォ・ヤルヴィ*3氏登場。「人間の主題」「戦争の主題」*4を軸に展開するこの重厚長大な曲を何の迷いもなく振り切った。これに応えるオケも完璧な演奏。これだけの数の楽器が同時に鳴る荘厳な響きはまさに神秘的。ピッコロ、バスクラリネットコントラファゴットなど、普段は脇役的な楽器が大活躍。CDでは聞こえてこない倍音も十分に響き渡らせた。

今まで数えきれないほど聴いたこの曲のライブは初体験にして最高の演奏。生きてるうちにもう一回聴けるかどうか。コンサートは一期一会。

*1:椅子にガタがきて時々軋む音が気になる。ぼちぼち更新してほしい。

*2:トランペット3+3=6、ホルン4+4=8、トロンボーン3+3=6、チューバ1

*3:先日のEテレで「交響曲はシリアスなジョークだ」と若い指揮者を指導していたのが面白かった

*4:「戦争の主題」は、かのシュワちゃんアリナミンAのCMで歌った「ちちんVVの唄」に使われていることでも有名。