なつかしいサン・サーンスの「ホルンのためのロマンス」目当てで購入。20世紀を代表するホルン奏者の貴重な演奏が13曲*1入って1,800円税込みとお買い得。ほんとは、昔持っていてどこかに行ってしまった原盤LPのCD化版サン=サーンス:管楽器のためのソナタ集を探していたのだが、すでに絶版になっている由。バウマンのロマンスは、中間部のテンポが速く、やや荒々しいが、そのぶん主題部・再現部とのコントラストが強調され、情感豊かに歌い上げている。
最後の「狩りのランデヴー」は4本のホルンのための作品だが、バウマンお得意の重音を駆使し1本で演奏を完結させてしまっている。一聴の価値あり。