日本版SOX法対応製品

2006年3月7日付日経産業新聞第2部に、内部統制の特集記事を発見。

注目集めるコンプライアンス強化
内部統制構築
高まる競争力

内部統制構築で競争力は高まるのか、ということはさておき。この特集記事の15ページに「日本版SOX法対応」のIT投資に関する記述がある。

..日本版SOX法を含む法令を順守するためのIT投資は、2009年に7千億円を超え、全IT投資の7.4%を占める見通しだ。
(中略)
データ保存用の磁気テープ装置など、機能は既存製品と全く同じでも「業務記録の保存用」に使えば、日本版SOX法対応の関連製品と言える。(後略)
太字は引用者)

えーと、ふつうの磁気テープが日本版SOX法対応製品なら、フロッピーディスク日本版SOX法対応製品ということになりますが何か?そうすると「データの改ざんを確実に防止する日本版SOX法対応CD−R」とか「データの正確な入力をサポートする日本版SOX法対応光学式マウス」なんてのもアリかも。
それならいっそ、7千億円が全IT投資の7.4%ということなので、総額9兆4千億円が日本版SOX法対応だと言い切ったほうが景気付けになってよいのではないでせうか?