モーツァルト生誕250年の記念CDがあるらしいと聞いて、アマゾンで検索。
「100曲モーツァルト =10枚10時間3000円=」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000A6BH2O/ref=pd_rhf_p_2/503-9026625-5568736
こういうタイトルを見るとつい、1曲あたり、1時間あたりの単価を計算してしまう。1曲6分、30円を安いと感じるかどうか。いや、新たに買うより手持ちのCDからモーツァルトを抜き出して聴けばタダですむ。そもそも特別に好きな作曲家でもないので、こういう機会にまとめて聴いておくのも悪くない。
で、発掘された曲目は以下の通り。
○尾高忠明指揮 紀尾井シンフォニエッタ東京
交響曲第34番 ハ長調 K.338
○ロンドン室内管弦楽団
バイオリンとビオラのための協奏交響曲変ホ長調 K.364
オーボエ、クラリネット、ホルンのための協奏交響曲変ホ長調 K.297b
○ピアノ:内田光子 ジェフリー・テイト指揮 イギリス室内管弦楽団
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466
ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K.482
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
○クラリネット:カール・ライスター ファゴット:クラウス・トゥーネマン
ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調 K.292
ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191
○クラリネット:ジャック・ランスロ バルヒェット四重奏団
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
○スメタナ四重奏団
弦楽四重奏曲 ハ長調 K.465(不協和音)
弦楽四重奏曲 イ長調 K.464
○ピアノ:内田光子
ピアノ・ソナタ 第7番 ハ長調 K.309
ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 K.311
ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310
イチオシは、名手ランスロのクラリネット五重奏曲。独特の暖かい響きにココロが癒される。シゴトで嫌な思いをした後には特に..
次点は、ピアノ協奏曲第23番。有名な20番、21番にひけをとらない名曲と思うがどうか。10年以上前、NHKのTV番組でホロヴィッツがこの曲を演奏していたのを思い出した。確か、「モーツァルトはショパンのように、ショパンはモーツァルトのように弾く」というような意味のことを言っていた。
番外編は、オーボエ、クラリネット、ホルンのための協奏交響曲。この曲は、現在ではモーツァルト自身の作品ではない可能性が高く、擬作とされている由。素人目(耳?)には、モーツァルト風の曲に聞こえる。誰にも真似のできない作品を数多く残したモーツァルトであるが、ただ真似をするだけなら、案外簡単なことなのかもしれない。