２００８年１月１日から、Yahoo! JAPANのトップページ（http://www.yahoo.co.jp/）が全面リニューアルされた。が、これがすこぶる使いにくい。ネットでの評判も芳しくないようである。画面全体の幅が広がり、一見すると、米国Yahoo!の本家サイト（http://www.yahoo.com/）によく似ている。Yahoo全体として見た目を統一しようという意図であれば、理解できないこともない。しかし、子細に観察してみると、本家とJAPANでは次の点が異なる。
1.画面右上の広告バナーの大きさが、Yahoo! JAPANのほうがタテに約１センチ長い。（※追記１）
2.メールなどの個人ツールへのリンクが、本家は広告の上、Yahoo! JAPANは広告の下。1.を含めて、個人ツールを見つけにくい。（※追記２）
3.検索ボックスの位置が、本家はYahooロゴの横、Yahoo! JAPANはロゴの下。その結果、Yahoo! JAPANのほうが画面上部にムダなスペースが多い。
※追記１：よく見ると、ページの表示を更新するたびに広告が変わり、サイズが小さいものが表示されることもあることを確認。しかし、これはこれで、その下のコンテンツの位置が変わってしまうため、よけい使いづらいと言える。）
※追記２：Yahooメールへのリンクが、日本以外のすべての国・地域（米国、カナダ、ブラジル、メキシコ、アルゼンチン、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア/ニュージーランド、スペイン、韓国、中国、香港、シンガポール、台湾、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、イタリア、およびインド）のYahooトップページでは、広告の上に配置されている。なぜ、日本だけが、これらと異なる配置をしたのか、理解に苦しむ。各国・地域のYahooトップページへのリンクは、下記を参照。
http://howto.yahoo.co.jp/infodesk/family.html
要するに、本家に比べてYahoo! JAPANは重要なコンテンツが画面の下のほうに追いやられてしまっているのである。何のために画面の幅を広げたのか。
まさに、これらの点がYahoo! JAPANの新トップページを使いにくいと感じさせる原因と思うがどうか。
なお、Yahoo! JAPANは、新トップページに対するアンケートを実施している（トップページのほぼ一番下、中央部に案内あり）。この姿勢は評価したいが、ぜひともエンドユーザの声を反映し、改善を図ってほしい。以上。
