篠崎史紀の三大交響曲演奏会 マロオケ2018 船橋公演

2018年4月28日(土)、マロオケは船橋で公演します!

サントリーホールでの東京初公演のメンバーも再結集! あの感動が船橋で甦ります!

開演は14時、開場は13:30です。場所は、船橋市民文化ホール。

プログラムは、

モーツァルト交響曲第35番「ハフナー」
メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」
ベートーヴェン交響曲第7番

マロオケが得意とする曲で、皆さんを魅了します。
http://maro-oke.tokyo/2017/10/28/marooke2018/

知る人ぞ知る、我らがN響コンサートマスター、"MARO"こと篠崎史紀氏が率いる我が国一流のアーティスト*1によるオーケストラ、そんな「マロオケ*2」が、なぜか千葉県は船橋市民文化ホールに見参。
ここのホールは成人式等の地元イベントに似つかわしい、いかにも昭和レトロな佇まい。個人的には、3年ほど前に現地のアマチュアオケのコンサートに行って以来の再訪。座席や内装など一部は改修されたものの、全体のイメージは変わっていない。特に問題なのは、ホール内に空調の低音ノイズが聞こえてくること。これはコンサートホールとして致命的な欠陥と言わざるを得ず、この3年間も改善されないままであったのは行政の怠慢と考えざるを得ないと言わざるを得ない。ので、その旨をアンケートにも書いて提出した次第。

さて、肝心の演奏は、オケとしては小編成ながら指揮者を置かずに演奏するには多人数*3なるも、大柄で存在感抜群のMAROの一挙手一投足に奏者全員が機敏に反応し、タテの線が驚くほどピタっと揃った素晴らしいアンサンブルを繰り広げた。休憩をはさんでのメインはベートーベンの7番。「のだめカンタービレ」が流行ったころはイヤと言うほど聴いたが、久しぶりのベト7はますますノリノリのマロマロのおかげで聴衆をメロメロにしつつ最高に盛り上がり*4、いつしか空調の低音ノイズも気にならなくなっていた。

*1:普段は東京シティフィルのコンマスとしてキビキビとオケを引っ張っている戸崎氏もこの日はマロの隣で甲斐甲斐しく譜面をめくりながらの演奏が印象的

*2:直接の意味はもちろん「マロのオーケストラ」だが、プログラムの表紙には"Meister Art Romantiker Orchester"との表記が。各単語のイニシャルをつなげると"MARO"!

*3:プログラムから集計してみると、Vn10、Va4、Vc4、Cb2、Fl2、Cl2、Fg2、Hr2、Tp2、Timp1の総勢31名

*4:普段はN響で縁の下の力持ち的2番ホルンの勝俣氏が低音域をブイブイ鳴らしているのがよかった