葉梨法務大臣「未来をつくる会」における発言(全文)

法務大臣を務めている衆議院議員葉梨康弘です。
私の宏池会の同志でもある武井さんのはげます会「未来をつくる会」ですが、ぜひ、激励の言葉を、ということで喜んで参上させていただきました。

法務大臣になり三月になりますが、だいたい法務大臣というのは、朝死刑のハンコを押しまして、それで昼のニュースのトップになるというのは、そういうときだけという地味な役職なんですが、今回は、なぜか旧統一教会の問題に抱きつかれてしまいました。
まあ、ただ抱きつかれたというよりは、一生懸命その問題解決に取り組まないといけないというようなことで、私の顔もいくらかテレビにですね、出るようになったということでございます。

さて、武井さんの話だが、先ほど来、いろいろな方から話があるが、コロナ禍になる前は宏池会の中でもいろいろ飲み会とかやっていました。非常に明るい酒を飲む、声もでかいが、歌う声もでかい、日野の2トンとか、たくさん歌って非常に明るいなという印象があります。

もう一つは情熱。地元に対する情熱と、それから国政、なんとかしていかなくてはいけない。そういう危機感があります。

そもそも、たぶん、外務政務官、外務副大臣というのも、希望してなったと思うが、私共の法務省と外務省というのは、似たようなところがあります。いくつかありますが、3つぐらい申し上げたい。
ひとつは、今回のロシアとウクライナの関係で、当然外務省が前面に出て、いろいろな仕事をしていただいています。これは当然の、ただ法務省はその下支えのような形だけれども、ウクライナの難民を受け入れているという法務省、それから、ロシアの戦争犯罪について、いろいろな国際的な連携を図るというのも法務省です。今度、11月28日、29日には、法務大臣の会合としては初めてG7の法務大臣会合がベルリンで開かれるということです。ひとつは、ロシアのウクライナ問題の対応ということでも共通点があります。

もうひとつは、国の根幹をなすという意味では、非常に大事なことだと思います。外交、それから私ども法務省は、憲法を具現化する、理念を具現化する、そういう行政です。ちょっと難しくなりますが、そんなことをやっている。なかなかそういった意味でも、国の屋台骨を支えるという意味では、外務省と法務省は似たようなところがあって、それをしっかり希望されて外務副大臣になられたということは、やっぱり国士だなということを大いに感じるわけです。
そして3つ目の共通点ですが、外務省と法務省票とお金に縁がない。外務副大臣になっても全然お金が儲からない。法務大臣になってもお金は集まらない。なかなか票も入らない。と、なってまいりますと、しっかりとよい仕事を武井さんにしてもらうためには、今日お集りの方々が、物心両面で支えていただかないと。私も支えていただきたいのが本音ですが、なかなかこの日本の国をよくすることはできない。そういうことだと思います。

ですから、今日お集まりの方々、本当に皆さんがお支えだ。この武井俊輔というナイスガイをしっかりと支えていただくよう心からお願いを申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。本日は本当にありがとうございます。